こんにちは。
今日は不動産収入のお話です。
わたしたち夫婦の話ではありません、わたしたちは不動産については全くの初心者。
今日の主役はわたしの父です。
わたしの実家は父・母・妹の4人家族でした。父はメーカーの営業マンで母は元銀行員の専業主婦。バブル期を経験している両親なので、若かりし頃はお金が無くても、経済は右肩上がり。金銭的な不安は無かったそうです。
小さいころから、『金銭的な理由で何かを諦める』という経験はありませんでした。豪邸に住んだり、海外旅行や私立の小学校・中学校に行くような『ザ・お金持ち』では無かったですが、十分恵まれていたと思います。やりたいことは挑戦できるという自由を与えてもらいました。
もともと私たち姉妹は物欲が少なく、おねだりすることが無かったのは、自由を与えてもらえていたからかもしれません。
小学生になったころには、小さいですが、新築戸建てにも住むようになり、自分の部屋を持つことができました。
高校も大学も姉妹で私立に進学しました。この頃、父は転職をしています。わたしたち姉妹は家計のことがとても心配になりますが、大学進学に反対されることなく、学費を払ってもらいました。
父の収入は決して高くは無かったはずです。都内で住宅ローンを払いながら、2人分の学費を払って生活するのは大変だったはずです。その割に、車はいつも新車だし、食事も身に着けるものも明らかにみすぼらしいということはありませんでした。
それもこれも、父がサラリーマン大家さんをしていて、家賃収入があったから成り立っていたのです。
父がサラリーマン大家さんだったことで、わたしたち家族は人生の選択肢が広がりました。
まず1つ目に父の転職です。副業が支えになり、やりがいとワークライフバランスを考えて、希望に合う会社に転職しました。父の転職先は外資でした。働き方がとてもフレキシブルで、接待や残業は以前より大幅に減り、家族と過ごす時間も増えました。今でもこの頃の仕事の話を楽しそうに話してくれます。
2つ目は、子供たち(わたしと妹)の進学の選択肢が広がったことです。高校も大学も金銭的なことを理由に諦めることはありませんでした。無駄遣いは許されませんが、熱意をもって取り組めることには応援してくれる両親でした。とても感謝しています。
3つ目は、母が専業主婦でいられたことです。家計のためにパートをしていた時期もありました。ですが、40代半ばから体調を崩しがちになり、働くことが難しくなったのです。そんな中でも金銭的な不安を感じることなく、治療に専念できたのは経済的な支えが大きかったはずです。
もし父がサラリーマン大家さんでなかったら、わたしたち家族の人生は違ったものになっていたと思います。何より、わたしたち姉妹を取り巻く環境は今とは大きく変わっていたはずです。
父が所有していた不動産は小さなアパート一棟だけでした。もともと資産運用などに疎い人なので、副業を広げることはしませんでしたが、それでも十分家計の助けになったそうです。
大人になって、家計管理や資産運用を学び始めてから、改めて父に感謝しています。自由で幸せな人生を送ることはとても難しい。
わたしも、将来の自分や家族がずっと自由でいられるよう、お金との付き合い方を学んでいきたいと思います。
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