キャリアウーマンから専業主婦へ①の続き
『女性管理職になるんだろ?』
一般的には、30代を過ぎると、若手から中堅へ、稼ぎ頭と言われる世代に突入します。
仕事にも慣れ、挑戦できる仕事も増えて、やりがいを感じるかもしれません。
ですが、わたしは違いました。
責任が重くのしかかり、どんどん身動きが取れなくなりました。
昇進のためのアピール合戦に巻き込まれ、身の丈に合わないことばかり。
今まで以上にストレスが溜まっていきました。
上司とも合わず、『指導』という名目で、厳しい場面に追い込まれることが日常的にありました。
徐々にメンタルが疲弊していき、自己否定するようになっていきました。
たびたび言われた言葉は
『女性管理職になるんだろ?』
自己肯定感が落ちまくっていたわたしは、この言葉に恐怖心を感じました。
『なりたくない。わたしにはできない。』
何事も『できません。』が通用しない環境だったので、この質問に関しても、はっきり気持ちを伝えられませんでした。
このままではマズイ…
人生について悩み続けた3ヶ月間
自分の気持ちと会社の方向性が明らかに違っている、わたしはここにいるべきではない、そう強く思い始めました。
わたしは何がしたいのか?
どんな人生を歩みたいのか?
何度も何度も考えました。
過去の自分を振り返ったり、自分の幸せについてノートに書き出したり。
必死でした。
自分の本音を見つけることは本当に難しかった…
『憧れ』と『見栄』
わたしの本音は『憧れ』と『見栄』で強くガードされていました。
『大企業でバリバリ働くカッコいい女性への憧れ』と『それっぽく見えている自分』
そんなに大切なものなのか?
そもそも本当に仕事向きなタイプなのか?
180度、見方を変えてみました。
『わたしは家庭的な人間かもしれない。』
初めて自分で行動を起こす
3ヶ月でたどり着いた答えは、結婚したい、でした。
家庭を持ち、平凡な幸せを築きたい。
大好きな家族と暮らして、大好きな家事をして生きていきたい。
わたしは婚活を始めました。
自分で決断して、行動に移しました。
人生で初めてかもしれません。悩んで、自分で答えを出して、それを行動に移したのは。
大体、悩むだけ悩んで、できない理由を見つけて諦めてきました。
婚活をすることはとても勇気がいりました。恥ずかしい気持ちもありました。まさか自分が婚活するなんて…と。
でも、もうあんなに悩んだんだから引き下がれません。
決断をして思うことは…
行動の結果、婚活を始めて2ヶ月で今の夫と出会い、のちに結婚することになりました。
今、本当に幸せです。
悩んで悩みまくって行動に移したあの頃の自分に、とても感謝しています。
悩むのも、答えを出すのも、行動するのも、全て自分です。
もし、今人生に迷ってる方がいたら、自分のことを考える時間を作ることをお勧めします。自分のことは自分にしかわかりません。
自分自身の幸せのためです。
我慢や見栄に覆われた自分の本音に耳を傾けてみてください。
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