12月も中盤に差し掛かり、少しずつ家の中の掃除をスタートさせました。
昨日と一昨日は、普段(メキシコでは)使わない物の片づけに挑戦。久しぶりの作業です。
日本で沢山処分して、手元に残したものはかなり厳選したはずだったのに、改めて見返してみると、さよならできるものが沢山ありました。と、同時に10年モノの古株たちも沢山あって、買い物の仕方について思い返すいい時間になりました。
私が初めて購買に関して、学びを得たのは大学時代でした。
校則が厳しかった高校生活から一変、自由なキャンパスライフは楽しすぎて、お洒落や遊びに夢中になり始めました。そのうち物がどんどん増えていき、整理するためにフリーマーケットに出品することにしたのです。
状態のいいものが多かったので、それなりの値段で売れると期待していました。(自分に都合のいい、世間知らずな女子大生でした汗)その期待とは裏腹に、全然お金になりませんでした。100円、50円の世界です。『2,900円で買ったブラウスが50円⁉』とショックで、とても損した気分。落ち込みました。
『物を買うこと』の難しさを感じた瞬間です。
それ以降、長く使うつもりのないものは買わない、『10年使う』と思えるものだけしか買わない、と心に決めました。
15年以上経った今、私が持っている洋服やかばん、靴の1/3は大学生の頃に購入したものです。コートやブーツ、ドレス、カバン…当時は少し背伸びし過ぎていましたが、心に決めた1着のために一生懸命アルバイトをしました。
一番記憶に残っているのは、20歳の冬に買ったモンクレーのダウンジャケット。バイト代2ヵ月分する高価なダウンジャケットです。他にも欲しいものは沢山あったけれど、全部我慢して、ドキドキしながら買いに行ったことを鮮明に覚えています。もちろん今でも冬になると活躍してくれる大切な1着です。
あの時の私は、自分の信念に忠実だったなぁ。
あれから、会社員を経て専業主婦になり、いろいろ経験した今でも、定期的に買い物したい欲が襲ってきます。(私だけでしょうか?数ヵ月に1度、無駄に欲しくなってしまう購買欲が現れるのです…)
分かってはいても、ついつい衝動的に買い物をしてしまいそうになりますが(安ければいっか、とリーズナブルなものは特に買ってしまいそうになる汗)、10年モノの思い出に浸り、購買欲に効く薬を手にした気分になれました。年末年始は暴走しないように、頑張りたいです。
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