無駄を楽しむ 自分の中の変化

料理・家事

OL時代、毎日時間が足りなくて、優先順位を付けて働いていました。土日も仕事が入るようになり、『やりたい事』より『やらなくてはいけない事』(仕事や最低限の家事など)を優先させていたため、『暮らしを楽しむ』ことを知らずに過ごしていました。

 

退職し、海外で暮らし始め、時間の余裕ができた今は『無駄を楽しむ』という私にとっては最大の贅沢を満喫しています。『時間が無いから』という理由で省いてきたことを、自分のペースでゆったり出来ることに幸せを感じています。

 

コーヒーを豆から挽いてドリップする、朝からスチーマーでスキンケアをする、お花のお手入れをする、洋服や布巾にアイロンを当てる、お菓子やパンを手作りする、気の済むまで本を読む、眠くならなくても昼寝をする、料理の試作をする、ブログを書く…

 

それまでの人生では考えられなかったことばかり。コーヒーはインスタントかコンビニでしたし、スチーマーする時間は睡眠に充てていました…。

 

どれも大してお金はかかっていないのに、とても幸福感を感じることができるのです。幸せは日常の中にあるんだなぁと実感させられました。

 

きっと10年前は理解できなかったと思います。もっと刺激的で、生産性のある生き方を追い求めていました。

寝る間も無いほどがむしゃらに過ごした10数年があったからこそ、今の穏やか過ぎる(もはや老後のような^^;)日常に、魅力を感じているのだと思います。

人間って変わるものですね。

 

就職活動していた頃は、転職や退職は悪いことだと思っていました。一度決めたら、終わり(卒業や定年退職)まで全うすることが善だと本気で考えていたのです。

 

道の途中で、気持ちや生活環境が変化することは当たり前。変化を受け入れて柔軟に(時には思い切った)判断をしてみる方が人生を楽しめるような気がしています。

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